… それからしばらくして、 「…ごめん」 そう言って 急に俺から離れた麗。 離れる時、 一瞬だけ見えた麗の顔。 …目、真っ赤だ…。 当たり前だけど、 麗のその目は真っ赤になっていて。 そんな麗に また悲しそうな顔を向けてしまう。 …だけど、 俺とは反対に 麗の瞳は真っ暗なものに変わった…。 そして…