「…」






静かに近づいたあたしに、





「2分遅刻ですよ」





崎沢はそう言う。








「時間の指定はなかったけど」



あたしも対抗するけど、





「では、なぜこの時間に
 ここへ来たのでしょう」



あっさりとかわされる。