「本当に麗ちゃんだー!

 麗ちゃんとは、
 同じクラスなんだよね。


 …でも、
 何で優真と一緒に居るの?」





あたしの目の前に来て、
そう言った遥に





「…ってことは、先輩!?

 うわー、
 今までタメで話してた俺って!

 すみませんっ!」


勢いよくあたしに
頭を下げる優真。




そこで初めて
自分が年上だったことを知る。



…そういえば、
初めて駿と遥に会ったとき
そんなこと言ってたような…。








頭を下げた優真に、


「大丈夫だから、頭上げて?」



と声を掛けると

ありがとうございますっ!

なんて急に弟キャラになるから
少しびっくり。笑