…が、

男はその言葉を残し
女の居る場所へと戻っていく。




その代わりに、


「あたしがあなたの相手みたい」


そう言って
こちらに向かってくる女。








「…俺も随分なめられてるな…」


小さく呟いたつもりだったのに




「…いや、逆だよ」

男ははっきりとそう言った。





…逆?

なら何で女なんだ。




疑問はひとつ、ふたつと
増えていくが




「…もう誰でもいいや。


 2人とも倒すから…」



それよりも
体が勝手に動いてた。