…2人も居るのか…!?






振り向くとそこには、
立っているひとりの男と…






ソファに座る…





「…女…?」








月明かりで少しだけ見える
肩にかかっている綺麗な黒髪。







「…それで、

 何のよう?」





俺の言葉なんて
一切気にしてない様子で、

もう一度そう尋ねてきた女に






「…黒龍って知ってる?」




一言、そう返すと







「…黒龍探してどうするの?」



今度は男が尋ねてきた。