「…お前の仕事が決まった」




俺が部屋に入ったと同時に
口を開いた総長に、




「…内容は…?」




少し控えめに尋ねる。


















「…お前には、


 黒龍を潰してもらう」




そんな俺に、
ハッキリとそう言った総長。







…が、



「黒龍なんて
 聞いたことないんですけど…」



そんな族、
一度も聞いたことがない俺は
首を傾げる。