だけど、



"お前は闇天狗の幹部だ。

 そう簡単に
 手放すわけにはいかない"



総長から返ってきたのは
その言葉だった。








…でも、
そんな言葉じゃ
諦められなかった俺は




"…最後に、
 何でもします。


 その仕事が成功したら
 辞めさせてください"




そう言って頭を下げた。







その思いが届いたのか、




"…そこまで言うんなら…。

 来週、
 お前に最後の仕事を任せる"



総長は、
複雑そうな顔でそう言ってくれた。