「人間の娘とはこれまた珍しいことじゃのう。やはりあの言い伝えは本当なのかのう?」



「さぁね~アタシはよく知らないよ。でも本当だったらこりゃすごいことよね~

てかあんたそんな真上から覗いて・・・


起きた時にあんたの顔が目の前にあったらとんでもないホラーになっちまうと思うんだけどねぇ~」



「そうか?じゃあ起きても怖くないよう笑顔でいるかのう♪」


「だからそれが一番怖いんだっての・・・・
はぁ~・・・」








何だか頭上から声がする。

しかもさっきとはなんか違うしまぶしいし・・・
ここはどこ?



「すみません、ここはどこですか?」


ゆっくりと体を起こしてみると体の節々が何かに殴られたように痛い。

痛いってことはまだ生きてるのかな?昔ながらの日本家屋独特のにおいがする・・・






「ほう、ようやくお嬢ちゃん起きたかね」
顔の真っ赤なニコニコしたおじさんがこっちを見ていた・・・。








・・・・・・・・ただ・・・目が・・・三つ・・・の?




うわぁぁっ!ギャァァーー!お化け~!!!」




「こんにちは♡」
問題のほうを見るとおじさんはこっちに微笑みかけながら手を振っている。




「落ち着け私、落ち着け。
目が三つなんかある人いるわけないんだから、そんなのないんだから。
おとぎ話じゃないしマンガじゃないんだしね。うん、そう。そうだから。きっと頭打ったからおかしくなったんだって、うん絶対そう」



とりあえず自分に暗示をかけておこう、、、