『しょーおやっ、起きて』

 ソファで横になっている翔哉(TAKA)を起こす流奈(私)

『ん・・・あ、るな。っはよ』

『おはよ・・じゃなくてっ、また制服で寝てる!

 アイロンかけるの私なんだからね?!』

『んな怒んなって。彼氏に嫌われんぞ』

『・・先輩の話を持ち込まないでよっ//』

 流奈には年上の彼氏がいる。

『・・・なあ、流奈。

 もう俺の世話とかいーぞ?

 先輩にも悪いしさ』

『何が先輩に悪いのよ?』

 バッと翔哉が上体を起こして流奈を見つめる

『翔哉?』

『俺らは幼馴染だけどよ、俺は男で流奈は女なんだぞ』

『・・?だから何よ』

 はあっと大きなため息をついた翔哉は流奈の手をとり

 自分の胸のほうに引っ張る。

 ズボッと翔哉の胸の中におさまる流奈

『しょ、しょーや!?//』

『男の部屋に女1人で入ってくるってことは

 こーゆうことなんだよ』