帰り道…
私はドキドキしている胸を抑えながら結城君の隣を歩いた。
『そういえばさ、』
『なに?』
『璃桜って眼鏡かけるんだな』
え、眼鏡?
図書室にいる時か。
基本、私は眼鏡をかけない。
けど、授業と勉強をする時だけかけていた。
視力はそこそこ悪い。
気付いてたんだ。
『じ、授業中もかけてるよ?』
『そうだったか?気づかなかった』
『え?隣なのに気づいてなかったの?』
『ああ、興味ない事には無関心なんだ』
それって、私に興味がないってこと?
無関心…。
結城君の言葉が突き刺さる。
『そーなんだ』
『うん』
……。
2人の間には沈黙。
気まずい!
どーしよ!