実は口の悪い結城君。
また皆が知らない部分を知った。
『結城君って口悪いんだね』
『そうか?普通だと思うけど』
普通なのかな?
いやいや、悪いと思う。
『十分悪いと思うけど…』
『あんな言った?』
爽やかと言うほどの笑顔を向けてくる結城君。
なんか、少し怖い。
もしかして結城君って、
『ドS?』
『そうかもな』
小声で言ったつもりだったのに聞かれていた。
やっぱドSだったのか。
『璃桜時間大丈夫か?』
『え?あ、』
時計を見たら19時を回っていた。
そろそろ帰らないと。
『そろそろ帰らないと』
『そっか、途中まで送るよ』
『え?いいの?』
『暗いしな』
嘘…
嬉しい!
送ってくれるなんて、神様ありがとう。
ドキドキが止まらないよ。