…無言だ。説明しなくてもわかるだろうけど、僕は女の子の扱いなんか知らない。 柔らかそうなダークブラウンの髪がなびいて、いい匂いがする。 などと考えてれば、マンションに着いてしまった。 『ありがとうございました。もし…よろしかったら、お礼にお茶でもどうですか?』 ありゃ。誘われちゃったよ僕 可愛い子の誘いを断る理由なんかないし、僕は頷いた。