「ふぅ・・・・・・」
終わった解放感と少しの疲労感にため息をついて
握っていたシャーペンを置く
「終わったの?」
まだ机に向かってた湊がこっちをみて話しかける
「うん」
「じゃ、テレビ見ていいよ」
「ううん、見ない」
「え?なんで?」
あんまりにも不思議そうに聞いてくるから少しだけ笑った
「疲れたもん
寝るね」
「ああ、そういうことね
了解」
謎が解けたみたいにスッキリした表情になってフッと笑う
「おやすみ、湊
早く寝なね」
「うん、おやすみ」
ぷつん
と小さな音を立ててベッドの横の暖かく光っていたそれを消す
日光に干された薄い掛け布団をかけて
夢へ意識を預けた