バーはまた静まり返った。 「…変な女。…ん?」 カウンターにはストラップがあった。 「あの女の忘れ物か?」 ストラップをじっと見つめながら 「面白くなりそう。」 と、ボソッと呟いた。 この出会いが私の高校生活… いや、人生を狂わせたのだ。 甘い甘い悪魔が、笑った。