「…はぁ。」

柚花は頭を抱えながら後ろを振向く。すると予想通り…

「…ZZZ〜」

地面で眠る嵐の姿があった。
その寝顔はそう、例えるならまるで空から舞い降りた天使のような…


「「どぉ〜こが天使よ!地面に寝る天使がいるわけないでしょうがぁ〜!起きんかこの馬鹿嵐ー!!」」


嵐、柚花の2名が学園‐フェザー‐の入学式を遅刻したのはいうまでもなかった。