寒さにぶるりと震えて、暖かいコンビニの中に入ろうとしたら、後ろから誰かにいきなり肩を掴まれていた。
思わずびくりと飛び退いてしまう。
「……お前、こんな時間に何してんの?」
びっくりして声も出せなかった私を呆れたように見下ろしていたのは、顔も見たくない、赤間君……だった。
「び……っくりした…」
「あ?何で?」
「変質者かと……」
「誰が変質者だよ?……つーか」
「アンタの顔も見たくない。てか、私の半径38万キロメートル以内に近寄んな」
「………は?国外じゃん」
地球から月までの距離だ、阿呆。
迂闊だったよ。まさかコイツもコンビニに来てるなんて知ってたら、絶対外出しなかったのに!
更には、さっき読んだ小説のせいだろうか?
無償に《自分を取り繕う事》が、滑稽に見えて仕方がない。
思わずびくりと飛び退いてしまう。
「……お前、こんな時間に何してんの?」
びっくりして声も出せなかった私を呆れたように見下ろしていたのは、顔も見たくない、赤間君……だった。
「び……っくりした…」
「あ?何で?」
「変質者かと……」
「誰が変質者だよ?……つーか」
「アンタの顔も見たくない。てか、私の半径38万キロメートル以内に近寄んな」
「………は?国外じゃん」
地球から月までの距離だ、阿呆。
迂闊だったよ。まさかコイツもコンビニに来てるなんて知ってたら、絶対外出しなかったのに!
更には、さっき読んだ小説のせいだろうか?
無償に《自分を取り繕う事》が、滑稽に見えて仕方がない。