私は、自分の事が好きなのかな?



まずその問題が私の前に立ち塞がっていた。



今までは声に出して両親が言ってくれてたけど、今はもうそれは望むべくはない訳だし。




誰かがいないと。



誰かに『好きだ。愛してる』……そう言って貰えれば、私はもっと、自分の事を好きになれるのかな?



私は、一人じゃ生きていけないほど、弱い存在?


それなのに、自分を見せる事を嫌がって、心の中の殻に閉じ籠っている。



そんな卑怯者。



………それが、私?



頭の中には色んな考えが、泡のように生まれては弾けた。


それに。