悶々としているうちにいつしか夕方の6時頃になってしまっていたようだ。




続いて誰かに部屋の扉をノックされたのに気がついて、ベッドから渋々起き上がった。




どーしよ。開けてもだいじょぶかな?


秦野君かな?それとも充さん達?



別に警戒してる訳じゃないし、秦野君が怖い人とも思えないんだけど、充さん達にああまで言われれば、多少は気にしてしまったりもする。




だって充さん達は別格だし。

憧れだし。

この場合の『憧れ』は、勿論耽美的な憧れであるからして間違っても異性に対しての『憧れ』ではない。(え?説明しつこい?)



散々悩んで、結局扉を開けた。



何故なら煩いぐらいに、相手がドンドンガンガン扉をノックしてきたからだ。