それから私達は四人掛けのテーブルに席を取り直し、改めて向かい合って話し合いの場を設けた。


「……私が紗凪だとして、お二人に何か都合が悪い事がおありですか?」


こうなったら開き直ってやれ。


「……おい。お前、さっきの……見た、のか……?」

「……いえ。何も見ませんでした」

「嘘。さっきの絶対、聞かれてたよね…?」

「いえ、何も聞いてましぇん」

あ、噛んだし。

「……なぁ…。寮の奴等には、黙っててくんねーか…な?」

「はい勿論です」

この二人の事がバレたら。

二人が寮内でイチャイチャ出来なくなる=私の楽しみが無くなる。


………そんなのは嫌だ!!!!