……にしても、目立つ。
一さんマジで目立つ。
180センチ越えの長身にこの顔だもんね。そりゃー目立つわ。
一さんは、この姿の私が紗凪だとは気がつかない様子。朝の食堂での事があるから気まずくて、私としても気付いて欲しくは無いかな。
撮影所からメイクを落としてきてなくて正解だね。
「お先にどうぞ」
「あ……。すみません」
私に先に参考書を取るように進めてくれる一さん。
「……高校生の参考書、ですか……?」
なっ!私の馬鹿!何でここで一さんに話し掛けるよ!?
「ああ、俺は高校生には見えないからね。大学の勉強で必要になったから、だよ」
私の不躾な質問にも優しく答える一さんは、とっても優しい《お兄さん》だな。
一さんマジで目立つ。
180センチ越えの長身にこの顔だもんね。そりゃー目立つわ。
一さんは、この姿の私が紗凪だとは気がつかない様子。朝の食堂での事があるから気まずくて、私としても気付いて欲しくは無いかな。
撮影所からメイクを落としてきてなくて正解だね。
「お先にどうぞ」
「あ……。すみません」
私に先に参考書を取るように進めてくれる一さん。
「……高校生の参考書、ですか……?」
なっ!私の馬鹿!何でここで一さんに話し掛けるよ!?
「ああ、俺は高校生には見えないからね。大学の勉強で必要になったから、だよ」
私の不躾な質問にも優しく答える一さんは、とっても優しい《お兄さん》だな。