充さんが撮るの!? 充さんと紫野さんとのラブラブツーショットを!?
うわぁ、マジでお宝だ!!
にやける顔を両手で挟んでとりあえず熱を冷ます。
「……おい、こっち見ろよ」
充さんのその台詞が、てっきり紫野さんに向けられたモノだと勘違いした私は、勢いよく紫野さんに視線を合わせた。
途端にカメラのフラッシュが私の視界に瞬いた。
……あれ?これどーゆー……?
「ツーショット撮りたかったんだろ?翔と二人のツーショット、ばっちりお前の携帯に納まったから」
要りません!魔除けにすらなりませんから速攻で消去して下さい!
充さんの手から自分の携帯を取り返すために手を伸ばせば、それは叶わず誰かに携帯を拐われた。
……赤間君だ。
何なんだよもう!携帯返せよ!
「……赤間君、その写真消すから早く返して?」
低い声音で赤間君を威嚇した。
だけど、それを聞いた赤間君の反応が解せない。
「はあっ!? お前、この写真消す気かよ!?」
当たり前じゃん、私の大事な携帯に、これ以上ろくでもないデータは要らない。
そんな私を差し置いて、赤間君は再び携帯を付き合わせて赤外線通信をしている。
おいまさか。
コイツ、さっきの写真を自分の携帯に移したのか!?
「赤間君だってそんな写真嫌でしょ?私も迷惑……」
「迷惑じゃ、ねぇよ。つーか、せっかくの写真なんだから消すとか言ってんなよ」
おいこら人の話を聞けえぇぇぇぇ!!
迷惑だっつってんじゃん!なんだよ、今度は何の嫌がらせだよ!?
「ほら、待ち受けにしたから」
ポイっと投げ渡された携帯の画面を見れば、にこやかに笑ってカメラ目線の私と赤間君がごくごく近い距離で写っている。
赤間君の顔が私の肩辺りに寄っていて。
……私の笑顔は紫野さんの為だ、お前の為じゃない!しかもこれじゃまるでフツーにツーショットじゃないか!
こんなの待ち受けにするなんて、腐女子としての名が廃る。
待ち受けを速攻でこっそり替えたことは言うまでもない。
うわぁ、マジでお宝だ!!
にやける顔を両手で挟んでとりあえず熱を冷ます。
「……おい、こっち見ろよ」
充さんのその台詞が、てっきり紫野さんに向けられたモノだと勘違いした私は、勢いよく紫野さんに視線を合わせた。
途端にカメラのフラッシュが私の視界に瞬いた。
……あれ?これどーゆー……?
「ツーショット撮りたかったんだろ?翔と二人のツーショット、ばっちりお前の携帯に納まったから」
要りません!魔除けにすらなりませんから速攻で消去して下さい!
充さんの手から自分の携帯を取り返すために手を伸ばせば、それは叶わず誰かに携帯を拐われた。
……赤間君だ。
何なんだよもう!携帯返せよ!
「……赤間君、その写真消すから早く返して?」
低い声音で赤間君を威嚇した。
だけど、それを聞いた赤間君の反応が解せない。
「はあっ!? お前、この写真消す気かよ!?」
当たり前じゃん、私の大事な携帯に、これ以上ろくでもないデータは要らない。
そんな私を差し置いて、赤間君は再び携帯を付き合わせて赤外線通信をしている。
おいまさか。
コイツ、さっきの写真を自分の携帯に移したのか!?
「赤間君だってそんな写真嫌でしょ?私も迷惑……」
「迷惑じゃ、ねぇよ。つーか、せっかくの写真なんだから消すとか言ってんなよ」
おいこら人の話を聞けえぇぇぇぇ!!
迷惑だっつってんじゃん!なんだよ、今度は何の嫌がらせだよ!?
「ほら、待ち受けにしたから」
ポイっと投げ渡された携帯の画面を見れば、にこやかに笑ってカメラ目線の私と赤間君がごくごく近い距離で写っている。
赤間君の顔が私の肩辺りに寄っていて。
……私の笑顔は紫野さんの為だ、お前の為じゃない!しかもこれじゃまるでフツーにツーショットじゃないか!
こんなの待ち受けにするなんて、腐女子としての名が廃る。
待ち受けを速攻でこっそり替えたことは言うまでもない。