ちょ、これメモリが勿体無い!こんな無駄なデータに私の携帯の容量を消費されたくはない!!
抗議しようと口をぱくぱくするけど、何故か言葉が出てこない。それだけマジギレしてたって事なんだろうけど。
そんな私に構わず、赤間君は機嫌良さげにマイクを持って歌いだしたし。
しかも苦手な男性アーティストの曲だし。
立って歌えば良いものを、赤間君は私の横から動こうとはしない。
嫌がらせにも程度ってもんがあるだろ!
もうコイツはほっといていいや。
それより充さんと紫野さんですよ。この隙に絶対充さん達のツーショットを……って。
二人が私を見てゲラゲラ笑っている。
「……油断したら駄目でしょってね、紗凪ちゃん?」
「お前が考えてることなんか、バレてるっつーの。俺らがそんな隙見せるわけねーだろ?」
くっっ…悔しい!
「……良いじゃないですかツーショットぐらい。撮らせて下さいよぅ!!」
そして待ち受けにするんだ。そしてハァハァするんだ。どうですか、宝物じゃないですか!?
「……ツーショットね。別にいいけど。お前の携帯出せよ」
だけど充さんがそう言って手を差し出したから、何の躊躇いもなく鼻息を荒くして私は自分の携帯を充さんの手乗せた。
抗議しようと口をぱくぱくするけど、何故か言葉が出てこない。それだけマジギレしてたって事なんだろうけど。
そんな私に構わず、赤間君は機嫌良さげにマイクを持って歌いだしたし。
しかも苦手な男性アーティストの曲だし。
立って歌えば良いものを、赤間君は私の横から動こうとはしない。
嫌がらせにも程度ってもんがあるだろ!
もうコイツはほっといていいや。
それより充さんと紫野さんですよ。この隙に絶対充さん達のツーショットを……って。
二人が私を見てゲラゲラ笑っている。
「……油断したら駄目でしょってね、紗凪ちゃん?」
「お前が考えてることなんか、バレてるっつーの。俺らがそんな隙見せるわけねーだろ?」
くっっ…悔しい!
「……良いじゃないですかツーショットぐらい。撮らせて下さいよぅ!!」
そして待ち受けにするんだ。そしてハァハァするんだ。どうですか、宝物じゃないですか!?
「……ツーショットね。別にいいけど。お前の携帯出せよ」
だけど充さんがそう言って手を差し出したから、何の躊躇いもなく鼻息を荒くして私は自分の携帯を充さんの手乗せた。