「それは、幼なじみとして?」




「…………」




「それとも、男として?」



男として?


翔太は、幼なじみだよ?



何にも変えられない

大切な、私の幼なじみ。




「おさ……」




幼なじみ、と言おうとしたら後ろから肩を組まれた。




「きゃっ!?」




いきなりで驚いて、変な声がでる。



「んな耳元で叫ぶなよ……」



隣から聞こえたのは、やっぱり彼の声で。