ーーうん……でも…ラブホ行かないの?
ーー行く。でもその前に、1回。
ーー嘘ぉ………
2つ歳下の可愛い男。
躊躇しながらも、真彩は司を拒めなかった。
司はしゃがんだまま、真彩の下着を引き下ろし、脱がせたそれを自分のジーパンのポケットに押し込んだ。
ーーこっち来て。星見ながら、しよう。
司は片隅に一つだけある、古ぼけた背もたれのあるベンチに真彩を誘った。
司がベンチに座り、真彩を正面向きに抱きかかえて自分の膝に乗せる。
真彩のフレアスカートの裾と両脚を思い切り拡げ、重なるように腰を降ろす。
ーーキリン君……
こんなところで嫌……
肩越しにいいながら、真彩は自然に狙いを定める。
後ろから伸ばされた司の両手が、真彩の身体を支えるようにして添えられたのは最初だけだった。
態勢が安定すると、司はさらに腕を伸ばし、ニットのセーター越しに真彩の乳房を揉みしだき始めた。
少しずつゆっくりと、たぎる司を受け入れる。
完全に一つになった瞬間、司の熱い吐息が真彩の首筋に掛かり、思わず真彩は大きな喘ぎ声を漏らしてしまった。
やばい……
自分の右手の人差し指を噛んで、声を抑えた。
荒い息遣いの中、司が教えてくれた。