司は、首に掛けたバスタオルの端で頭をガシガシと拭う。

彼の目の前のテーブルの上には、缶ビールが一本、置かれていた。


「俺は気にしないよ。真彩さえ良ければここであげれば?」


真彩の腕の中で理亜は、目に涙を溜めてうぎゃうぎゃと泣き、脚をバタバタさせて乳をせがむ。


「ねえ、理亜ちゃんのママ、理亜ちゃん、泣いてるよ。早くう!」


渚は、無邪気に真彩の腕を揺さぶるようにする。

子供たちの邪気のない様子に授乳を恥ずかしかっている自分が馬鹿らしくなってきた。


授乳は自然な行為だ。


(司だって父親なんだから、気にすることはない…)


真彩は思った。


「いいよ。見る?」


真彩はソファに座り直し、理亜を横抱きにする。


ブラウスの前ボタンを全て外し、いつもの手順で手早くベージュのキャミソールごとピンクのブラジャーを押し上げた。

左乳を理亜の口に押し付けるようにする。


明るいLEDライトの下、真彩の丸い乳がこぼれ出ると、理亜はふぐっと声をあげて、勢いよく乳を飲み始めた。