「......えーと」
うん。なんだろうか
この、面倒くさいシチュエーションは。
目的の人が見つかったんだから
喜ばしいはずなのに。
まったくもって嬉しさの気持ちが
カケラもないよ。
しかも、マキさんめっちゃ見てくるし・・
そんなに見たら穴が開いちゃうってくらい
私のこと見つめてくるし・・。
「...マキ?」
そんな、どう見ても挙動不審なマキさんに気づいたのか
彼は不思議そうに首をかしげている。
でもマキさんは、彼の声が聞こえていないのか
私の顔をジーっと見ながら、自分の顔を青くさせていく。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…