「練磨…」


私の手は自然に練磨の背中に回っていた




「大丈夫だから…」

練磨は私を強く抱き締めてくれた




「あの…」


「うるせぇ…てめぇはとっとと帰れ」


練磨は私を抱えて車からおりて、純にそう告げた





「ッ!わりぃ…」


純は直ぐに差っていった



「純…」



ごめんね…怖がってしまって、純はそんなことしないのにね



「おい」


私が反省していると真上から低い声が聞こえた