「そんなの信じないよ…だって会ったばっかりで、惚れたなんて有り得ないよ…こんな汚い女…誰も好きにならない」


自分で言ってて悲しくなった




「お前は汚くなんかない…綺麗だ」


「口では何だって言えるよ…男は皆言うよ…

『こんな汚い女抱けるか』

『汚くても顔はいいから』

そんなことばかり言うよ…何を信じていいのかもう…分かんないよ…」


苦しくなった


愛されたい…誰かに愛されたい



心はそれだけで埋め尽くされた



「俺だけを信じればいい」



私の涙を器用に拭いながら練磨は優しく言った