仲良くはしないけどね。



そう言って純は黒塗りの車に乗り込んだ。



運転手が乗ってたみたいで勝手に動き出した。





てか、この二人って兄弟?それにしても似てなくない?

ま、似てない兄弟もいるか…



「で?どこ行くの??あ、ラブホ?でも、汚い身体だから抱けないから~殺す?

んーと、じゃ海にでも沈められる??

だけど私泳ぐの得意らしくてね~この前殺されかけた時は泳いで陸に着いたのよね~天才っしょ♪


そんときは怒鳴られたなぁ~『何で生きてんのよっ!あんたなんて死ねばいいのよ!!あんたのせいで私の人生が狂ったのよ!!!!!』って、ウケるでしょ…


それでも母親なんだ…



もう男んとこ行ったけどね…

その男が自分の娘を抱いたなんて知らずにね~頭悪すぎ!!

やっと解放されたのにどうすればいいかわからなくてね…

たまたま見つけたのがあんたらだったって話なんだけど~どぉ~よ????」




無理矢理笑顔で話す私



だって目の前の男は私の腕を無理矢理引っ張って無言で進むんだよ?


こっちは困る困る…