だが、しかし椎くんは表情一つ変えずに次の言葉を放った。








「1週間、誰の血も吸わなかったら僕の血をあげる」








「ほっ本当ですか!!?」







1週間、我慢すれば椎くんの極上に甘い血が吸えるなんて!!






「我慢します!!」






「うんうん。よろしい。ま、せいぜい頑張ってよ?」







叫ぶ私を満足そうに見つめる椎くん。







こうして、人生初の断食ならぬ、断吸血が始まったのであった。