ドキンッ 心臓がうるさいし、吸いたくて仕方がない。 もう、狂っちゃいそう。 けど、椎くんには人間の女の子の彼女がいる。 私みたいな吸血鬼なんて女の子として見てもらえない。 「そんな顔しないでよ。キスしてもらいたいの?」 チュッ 椎くんはにっこりと微笑むと私の首筋に優しくキスをしてきた。 「〜っ」 もう、ヤバい。