カタカタカタ
家に帰ると私は早速パソコンを開いた。
ー風神ー
県トップの暴走族か…。
まぁ、悪いことはしてないみたい…。
ただ、
総長、久島龍馬には気づかれたかもな。
これから屋上には近づかない方がいいかも。
関わるとめんどうだ。
今日の空は少し星が見える。
ベットに入り意識を手放した。
ピピピ…ピピピ…
(……ん………。)
今日もまた1日が始まる。
「生きてる…かぁ…。」
床に落ちている透明のケース。
そこに入ってるのはいくつもの白い物体。
私の命を繋ぐもの。
3つケースから取りだし水で身体に流し込む。
ゲホッ…
今日は一段と気分が悪い。
(学校………行かなきゃ…。)
動かない身体を無理矢理動かし学校に向かう。
昨日の夜……頑張りすぎたかな…。
??「おい…」
「……?」
低くズキズキする頭には響く声に呼び止められた。
振り向くとそこにいたのは…
「久島…龍馬…?」
龍馬「俺らのことを知ってるのか…。」
「当たり前…。」
龍馬「なら話は早い、着いてこい。」
無理矢理腕を捕まれ引っ張られる。
「ちょ、なんですか!」
私の声なんて届いていない…。
「嘘、あれ龍馬様じゃない?」
「えーなんであんなやつと一緒にいるの!?」
「キャー龍馬さまぁー」
目の回りが真っ黒な女達が騒いでる。
あぁーあ…また敵が増えたな…。
引っ張られ連れてこられたのは屋上。
そこにいたのは…
「風神…。」
幹部以上4人全員だった。
「風神が私なんかに何の用ですか?」
雷馬「あれ、僕たちのことは知ってるのですか…。」
「まぁ。それだけ有名ならね。」
風神「ねぇ、龍馬…この子がほんとに“嵐姫”なの?」
神馬「ほんとにこんなやつが…?」
グッ…
「……!?」
髪の毛を引っ張られたかとおもうと現れる本当の私の髪の毛。
金髪の長い髪…。
ーーーーーーーーーー
龍馬side
朝7時半、俺は柄にもなく校門であいつのことまっていた。
“嵐姫”
絶対あいつだ。
長い茶色い髪を風になびかせながら現れた一人の女。
学校中聞き回って得た情報は名前だけ。
“間城 愛姫”
それにしても綺麗だ。