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雷side
愛姫さんらしい真っ白な封筒。
しっかりした文字。
ゆっくり封を切った。
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雷馬へ。
雷馬、雷馬は…お父さんみたいだったね。
普段凄い優しいのにキレたら凄く怖い。
我が儘沢山聞いてくれてありがとう。
あ、あんまり人の個人情報調べたらダメだよ!!
天才ハッカー雷。
じゃ。
元気でね、雷。
愛姫。
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龍side
愛姫からの手紙。
手が震えた。
震える手を押さえゆっくり封を切った。
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龍馬へ。
龍馬、龍馬は…誰よりも早く私を知ってくれたね。
初めて屋上で会った時、龍馬は言ったよね、
『死ぬのか?』
って…。
ごめんなさい、死んじゃったね。
光を全く写さなかった私の瞳に初めて光を写してくれた。
龍馬、大好きだよ。
愛してる。
幸せになってね。
龍、愛してる。
愛姫。
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龍side
無言の部屋。
沈黙を破ったのは…
匠馬「……可愛い…って…僕は男だよ…っ…愛姫ちゃん……。」
神汰「……っ…愛姫……何でも分かっちゃうんだな…っ…。」
雷「……はい…まさか…僕のことも知っていたとは…っ…さすがです…。」
「……っ………」
それぞれの封筒に入っていたもう1つの物。
匠馬には黄色の薔薇を型どったストラップ。
神汰には緑色の薔薇を型どったストラップ。
雷馬には青色。
俺の封筒には…
紫色と赤色。
俺の目から流れる涙…。
愛姫……っ…。
ありがとな。
ありがとな。
俺も…
愛してる…。
ー嵐姫ーEND
初めまして!!
5色の虹です。
処女作、嵐姫。
すみません…文章力なくて…w
最後まで読んでくれた方々、ホントにありがとうございます!!
それでは。
次回作は…
いつになるか分かりませんが、また読んでくれたら光栄です。
5色の虹。