午前11時帰宅。
あの時間までまだ7時間ある。
寝るか…。
制服を脱ぎ捨てベットに寝転ぶ。
(そういえば…屋上で会った3人の男…見たことある…気がする……)
私は意識を手放した。
夜6時半。
そろそろ準備するか…。
サッ…
お気に入りの長い茶色い髪。
一瞬にして金髪にかわる。
お気に入りの蒼い瞳。
一瞬にして赤色の瞳になる。
本来の自分の姿。
黒に金の薔薇の刺繍がはいったジャージを身にまといフードを被る。
ー嵐姫ー
私のもうひとつの名前。
またの名を《薔薇の姫》
“孤独”
を手に入れた私は…
夜の街を徘徊する。
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??side
??「おかしいですね…あの人の情報はまったく出てきません。」
??「え!?かの有名な天才ハッカー雷(ライ)でもわからないことがあるの?」
??「何者なんだよ…。」
??「雷馬、風馬、龍馬……!!」
雷馬,風馬,龍馬「「「なに?神馬」」」
神馬「ケンカだよ、東本町!!」
龍馬「チッ…行くぞ…。」
??side end
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ウッ…
ゲホッ
「……もう負け?」
ゲホッゲホッ
私の回りに転がる数十人の男。
(弱い…)
私の夜の仕事それは……
汚いやつを潰す。
(最近東本町は荒れてきてるな…)
帰るか…
そう思い男達を避けながら裏路地から出てきた…。
道に止まった4台のバイク。
ー風神ー
金の文字で書かれていた。
バイクから降りてきた四人…。
(あ、屋上の4人…)
クスッ…
思わず横を通りすぎるとき笑ってしまった。
上部だけの薄い笑い。