よく見ると髪もほどけててメガネも取れていた。



「そしたらさ、女子が皆黙り込んだってわけ」


「なにすんのよ~。

柊くんのバカぁ、うぅ…」



「ごめんごめん、泣くなって」


柊くんは私の頭を優しく撫でてくれた。



「俺と一緒に出るのいやか?」


「え!っと別に嫌じゃ…ない」


「一緒に出てくれるか?」



「う…ん。」



子供みたいに笑う柊君見てたら断れませんでした。