誰もなにも発さない。



ほらやっぱり似合ってなかったんじゃない!



「か、かわいい」


沈黙を破ったのは前から私達の事を


さんざんブス呼ばわりしてきた子だった



「ヤバイ…これは直視出来ない。」



男子の声も。




バッタン!



「俺、今なら死んでも後悔しない」



「柊くん!誰か倒れて変な事言ってる」



「いちごの効果は絶大だな」



「ほんっと!
いちごと一緒に出るなんて私が浮いてるように見せたいの?って感じ」



何をわけのわからんことをー。



『ピンポンカンコーン
1年B組、至急グラウンドまで来なさい』



体育祭の事、すっかり忘れてた。




「とりあえず、下いこーぜ」



そうだね。