部屋にはテレビの音と

その音をかき消すような

甲高いゆうひの鳴き声が

響き続けていた。



私は何が何だかわからなくなって


「ゆうひっ!
ちゃんと言葉にして言わなきゃ
わからないでしょっ‼」


そう言いながら私は

ゆうひの頭を叩いた。