ゆうひが疲れ切って寝た後、
ひなたは私が寝ている布団の中に入ってきた。
「なぁ、そら…」
「……ん?」
「あのさ、ゆうひの頭にあった
たんこぶのことなんだけど…」
「…う、ぅん……」
「あれってさ、何があったんだ?
本当のこと、行ってくれないかな?」
「だから、あれは転んで
ぶつけたんだって。」
「それは、本当か?」
「……うん、本当だよ?」
「そっか、じゃあゆうひの腕にあった
握ったような跡はなんだ?」
「………」
「おれはそらが事実を打ち明けるまで
そらを信じるよ」
「……うん…」
「おやすみ」
「おや…っ」
「「ちゅっ…」」
私がおやすみを言う前に
ひなたはキスを落とした。