『麻衣ちゃん……』 優しい声が降り注ぐ。 体の奥深くに沁みてく声。 暗闇に沈み込んだ私の頭をそっと撫でてくれてるみたいに、耳を傾けているだけで気持ちいい。 ずっと、名前を呼んでいて。 その声で。 できるなら、もう一度会いたい。