僕とミオが、
病室に入ってくるなりモモは、
「もしかして私がいなくても、
曲、出来ちゃった?」
と、まるで文化祭が全ての様に、
僕らに尋ねる。
「モモ…私達、考えたんだけど、
今年の文化祭は諦めよっか。」
沈黙が走る。
モモは今にも泣き出しそうな声で、
「ゴメンね…私の所為だよね…」
僕は、その空気に耐えられなくて、
一人、俯いていた。
一秒、一秒。
何処から来るかも分からぬ恐怖に、
ただただ怯え。
過ぎる時間に変わらぬ空気は、
重く、痛く。
何処から来るかも分からぬ恐怖に、
ただただ怯え…
病室に入ってくるなりモモは、
「もしかして私がいなくても、
曲、出来ちゃった?」
と、まるで文化祭が全ての様に、
僕らに尋ねる。
「モモ…私達、考えたんだけど、
今年の文化祭は諦めよっか。」
沈黙が走る。
モモは今にも泣き出しそうな声で、
「ゴメンね…私の所為だよね…」
僕は、その空気に耐えられなくて、
一人、俯いていた。
一秒、一秒。
何処から来るかも分からぬ恐怖に、
ただただ怯え。
過ぎる時間に変わらぬ空気は、
重く、痛く。
何処から来るかも分からぬ恐怖に、
ただただ怯え…