さすがに、こんな時間から、
お見舞いには行けないので、
カフェの外にあるテーブルを選び、
二人で語っていた。


ミオは、

「寒いから中に入ろうよ〜」

なんて言っていたけれど僕は、
この時間の風が好きだったし、
ミオの遅れてきた罰も含めて、
僕のワガママに付き合って貰う事にした。


風が吹く中、僕らは、

「モモの事を考えると、
今年の文化祭は無理だよね〜…」

「流石に仕方無いょ〜…」

って云う具合にモモの体を、
一番に考えて話をしていた。



時が過ぎるのは本当に早いもので、
針は12時を刻んでいた。

「よしッ!!モモの見舞いに行くかッ!!
行こう!!ユゥ!!」

「そぅだねッ、そろそろ行こうかッ!!」

そう言って僕らはカフェを後にした。