「worlds end??
直訳で、世界の…終わり??
ねぇえユゥ!!ウチ英語パス〜!!」

「えッ?!俺も英語出来ないよ…
どぅいう意味なんモモ??」

「世界の果てにも届きます様に…
例え世界が終わっても響きます様に…」

「決まり決まり!!
ねぇえ?!ユウ!!
モモ、ネーミングセンスあるょ!!」


正直、ミオに散々言われた後で、
複雑な気持ちだったけれど、
モモの考えたものは確かに良かった。


その日の練習は、
それで時間を潰したけれど、
僕らは満足してた。


また明日の練習の約束をして、
その日、僕らはサヨナラをした。





帰りのバスの中。


音楽を聴きながら、
後部座席で揺られ一人、想いに浸る。


「worlds end…」


世界の果てにも届きます様に…


例え世界が終わっても響きます様に…