「んん〜っ」
私は背伸びをし、外の空気を吸った。
ふぅ…バスの中って嫌いなんだよね…
車もそうだけど…
窮屈で狭いし……
私はまた一回空気を吸うと…
「おい。」
いきなり誰かに呼ばれた。
私は振り返ると
そこには…
冬真が…。
「手洗いとかいかねーの?」
私は言われ
ニコッと笑いながら
「うんっ!大丈夫っ!」
と、言った。
冬真は目を見開き…
私の頬を引っ張る。
なぜか顔を膨らまし
「その顔は…ダメ…。」
目を逸らしながら言ってきた。
私は頭の中で?をいっぱいいっぱいに浮かべる。
「てか…とーま、いひゃい…」
冬真の顔は、ハッとなり…
私の頬を離した…。
私は頬を抑える。
「ごめんな?」
私の顔を覗いてくる冬真。
じーーっと見てくる冬真。
皆がぞろぞろと戻ってきた。
「冬真、ほらいかない……。」
私は言葉を遮られた。
それは冬真の唇によって…
冬真は私にキスをしていた。
み、皆…来ちゃうよ!!
私は心の中でそう叫んだ。