それから開会式が終わると皆が立ち上がるので、私は冬真から離れ
カバンをもち、立ち上がる。
冬真も立ち上がり、それから私達のクラスからバスへと移動した。
バスへと入る。
私の隣は、実は風くん。
その理由は冬真と喧嘩した日に座席決めをしてると、冬真が「一人でいい。」と言ったので
私と風くんがなぜか隣同士に…
私は右の列の窓側で一番後ろの席だった。
私が座ると、風くんもすぐに座った。
ちなみに冬真は私の後ろだった。
冬真が風くんの横を通ると…
「なんか手出したらゆるさねぇからな。」
そう低いトーンで言って風くんを睨みつけ、私の後ろの座席についた。
風くんは呆れながら
「本当に舞は愛されてるね〜」
と、笑っていた。
私は顔を真っ赤にする。