図書室の窓際で、本を読んでいると人が窓の前に立ち窓から日が差し込まれなくなり暗くなりました。



「ちょっと、見えないからどいていただけますか?」


と本を見ながら言うと窓の前に立っている人が


「それは、大変失礼しました。リリアン姫様」


と言った。


(ん?この声は…。アーロン??)


と思い上を向くとリリアンの予想した彼が立っていた。


「やっぱり…。なんか、御用ですか?アーロン王子?」


「アハハ、アーロンでいいよ。えっと、リリアンにようがあって来たんだよ。その、今日の夜に庭の噴水まで来てくれ、待ってるから」


と行ってアーロンは図書室を後にした。

(はぁ、めちゃくちゃ緊張した…。顔に出てなかったよな?大丈夫だよな?今夜は、ずっと黙っていた事をリリアンに話そうと思う。…リリアン覚えてるかな…。)

とアーロンが悩んでる事も知らずにリリアンは

「噴水の前?何の話かしら?」

と呟いていた。