なんて余裕をぶっこいて部活に行く。




「......どうしたの」




「上杉さんが来ないので待ってました」




「.....はぁ」






笑われるのではなく、呆れられた。




「いいから、練習行きなさい。明日もバカやってたらコンクール出さないからね」





「はい」






「先生、私、コンクール終わりました」





琳はまじめっぽく、ふざけたことを言った。





「1年が1人で譜読みしてるんだから早くいってあげなさい」




「はぁい」





そうして職員室を出る。




「怒られなかったね」





安心したような百合の顔。




「呆れられたね」




笑った琳。




「ばかだねぇ。私たち」




そうとだけ言って微笑んだ。