「あの、話っていうのは、…好きなの」


「………。」


「その、付き合いたいとか関係なく言いたくて…」


女の子は俯きながら必死に話している


その姿はとても可愛いかった


私も言えたらいいな……


「言ってくれてありがと」


春くんがすこし微笑みながら言って


廊下の方に向かおうとする……


「あっ、あのっ、…待って」