「だから…メアド交換してほしいんだって!」

「高橋がうちのメアドほしいのは分かった
でも、なんで穂乃香ちゃんがうちに?」

「話すのが恥ずかしいんだってさ〜」
ふーん。分かったよ。
私はメアドを書いたメモを渡した。
そもそもこれが悪夢の始まりだった…


そして初めての席替え…
もう佐藤の隣にはなれないのか…
あの後も偉そうだしよかったのかも!?
私はおもむろにクジを引く…
ゲッ………前と同じ席だ…まぁいっか…
少しガッカリしながら元の席に戻った。

「お前何番?」

「また…8番…」

「だっせぇ!お前〜 おっと俺の番だ!」
クジを引いた佐藤は目を見開いていた。
「うそだろ…また8番だ…しかもまた佐原と」

また隣りの席?

内心嬉しいかった。また佐藤の隣りだ…  

こうして一学期が終わった。