「いいよ、やむまで待ってる。」




私は昇降口のすぐ近くにある
廊下にゆっくり腰を下ろした。





「やむまで待ってたら朝になるな!」




男の子は私の隣に腰を下ろした。




「朝になるかな・・?
まぁ、いいや。」




「よくない、よくない!!
風邪引くだろー?」




「大丈夫!!私、丈夫いからっ!」




「ははっ、キミ面白いなっ!」



ニコッと笑ってくれた・・



寒いはずなのに、
なんだか顔が熱くなってきて




今すぐ帰って暖まりたいはずなのに、
ずっとここにいたいと・・




なぜか思ってしまった。