その後竹原をみつけて、私達は普通に家に帰った。

いや…普通ではなかったかもしれない。
私は急に竹原に顔が向けれなくなって、変な気を使ってしまって帰り道は何も喋れなかった。

ただ、竹原はそんな私を見透かして1人でずっと私に喋りかけてた。

返事もしない私にずっとずっと喋りかけてた…



***



土日が明けて月曜。
私はいつものように竹原と学校に行った。

その時はちゃんと喋れた。
いつもの調子ではないけど、竹原の話に返事をするくらいのことはできた。